子犬に必要なワクチンは2種類

犬を飼う
出典:photo AC 写真のフリー素材サイト

ワクチン接種は、愛犬の健康を守る大切な予防策です。
また、一緒に暮らす家族・周りの人々を守るためにもなります。

接種時期や接種回数を理解しておくことがとても重要です。

・必要なワクチンの種類

・狂犬病予防注射

・混合ワクチン

・ワクチン接種のスケジュール


必要なワクチンの種類

必要とされているワクチンは下記の2種類あります。

・狂犬病予防注射

・混合ワクチン

人間の子供と同じように、子犬の時期は免疫力が弱いため感染症にかかると重症化するリスクが高いです。
そうならないためにも、上記のワクチンは忘れずに受けましょう。

それぞれのワクチンの詳細は下記をご参照ください。

狂犬病予防注射

「狂犬病予防法」(昭和25年法律第247号)に基づき、91日齢以上の犬の所有者は、その犬を所有してから30日内に市町村に犬の登録をし、鑑札の交付を受けるとともに、狂犬病の予防注射を犬に受けさせ、注射済票の交付を受けなければなりません。

厚生労働省 狂犬病に関するQ&Aについて

上記のように厚生労働省にて狂犬病予防注射を受けさせることが義務付けされています。


狂犬病は哺乳類全てに感染する病気です。
感染した人や犬は100%死亡すると言われています。


そして、狂犬病は「狂犬病ウイルス」を保持している犬や猫などに引っ掻かれたり噛みつかれたりした傷口から侵入するウイルスです。
反対に言えば、「狂犬病ウイルス」を保持していなければ噛みつかれても感染はしない病気です。

日本では上記のように厚生労働省にて「狂犬病予防法」が設定されており狂犬病ウイルスを保持している哺乳類がいないため、現在の日本国内では発症しないです。

今後も発症させないためにも、「狂犬病予防注射」は必ず受けるようにしましょう。

また、毎年1回は必ず狂犬病予防注射を接種しなければなりません。
忘れずに予防接種を実施しましょう。
市町村によって「狂犬病予防定期集合注射」が実施されており、そちらの方が費用としては安く済むことがあります。
私の住んでいる地域では、ハガキで案内を送ってもらえています。

混合ワクチン

混合ワクチンは狂犬病とは違い、義務付けされていない任意のワクチンです。
また、犬同士で感染しやすい複数の感染症を1本の混合ワクチンでまとめて予防ができるワクチンです。

任意のワクチンといっても、感染しやすい感染症の予防のためのワクチンですので予め注射をしておくことがお勧めされています。

我が家の愛犬たちも混合ワクチンを接種しています。

一口に混合ワクチンと言っても、「5種混合ワクチン」「6種混合ワクチン」「8種混合ワクチン」、、、など何種類予防できるのかによって呼び方に違いがあります。

何種の混合ワクチンを接種するのかは、その子の生活パターンや飼主様の希望もふまえ、担当の獣医師と相談しながら決めていくことが良いかと思います。

ワクチン接種のスケジュール

(ASAVA(世界小動物獣医師会)のワクチネーションガイドラインを基に記載させていただきます。)

《 狂犬病予防注射 》

生後12週にてワクチン接種が推奨されています。
その後、1年に1度の接種が必要です。


《 混合ワクチン 》

はじめに受けた接種の時期によって回数が変化していきます。
基本的には初年度は生後6週〜16週までの間で2~4週間ごとに接種することが推奨されています。
計算すると3〜4回の接種となります。

生後6週に初めて接種を受け3週間ごとに接種する場合は、「生後6・9・12・15週」の4回接種となります。

生後8週に初めて接種を受け3週間ごとに接種する場合は、「生後8・11・14週」の3回接種となります。

混乱しやすため、獣医師に相談しながら接種することが間違いないかと思います。

狂犬病予防注射・混合ワクチン(生後8週に初めて接種を受け3週間ごとに接種する場合)

生後 8週:混合ワクチン 1回目
生後11週:混合ワクチン 2回目
生後12週:狂犬病予防注射
生後14週:混合ワクチン 3回目

というようような流れとなります。

まとめ

ワクチン接種は、法律で義務付けされている「狂犬病予防注射」と任意の「混合ワクチン」の2種類があります。

どちらも大切な愛犬を感染症から予防するワクチンですので接種が推奨されています。

また、他の犬へも感染させる可能性もあるため「狂犬病予防注射」「混合ワクチン」両方の接種証明証の提出を義務化しているドッグランも多くあります。

ワクチン接種の時期や回数は混乱しやすいため、ぜひ動物病院の獣医師さんに相談してみてください。
かかりつけ医が見つかると、とっても安心ですよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました